ネズミ

ネズミはげっ歯目ネズミ科や近縁の科の総称で、種類も数も多く哺乳類のなかで最大のグループで、哺乳類のほぼ半数を占めます。しかし、ドブネズミやクマネズミなどに代表されるように、人間と共生して生活するネズミが人間に与える被害は大きく、駆逐するべきと言われることも多いのですが、ネズミの仲間にはペットとして飼育されるものもあり、その代表例が、マウス、ダイコクネズミ、ハムスター、テンジクネズミなどです。マウスはヨーロッパ産ハツカネズミの畜養種、ダイコクネズミはラット、シロネズミともいい、ヨーロッパドブネズミ畜養種、ハムスターは別名ゴールデンハムスターで、シリアで捕獲されたネズミの子孫、テンジクネズミは別名モルモットで、ペルーのクロテンジクネズミの畜養種です。いずれも野生種を畜養したもので、実験動物として飼育されてきた歴史があり、現在でも医学、生物学などの実験用に役立っています。動作の愛らしさと飼いやすさで、ペットとして人気があり手軽に入手可能です。飼育箱は、小鳥用の鳥カゴでも良いのですが、木箱や段ボール箱は、食い破って逃げられてしまうので、避けたほうが良いでしょう。飼育箱の中は安心して隠れられる場所を作ってやることが大切です。餌は穀物類、根菜類、いも類や果物、ナッツ類、など何でも食べます。マウスフードやラットフードなど市販のペットフード類も豊富にあり便利です。水はいつでも飲めるようにしておきましょう。清潔ずきなので飼育箱の中は清潔に、敷床として新聞紙などを細かく切って入れ、毎日取り替えてやりましょう。また、名前のとおりネズミ算式に増えてしまうので注意が必要です。

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