ペットを飼うマナー

動物を飼うことによって生命の尊さを知り、生き物に対する思いやりの気持ちが芽生えるなどの、私達の情操は豊かになっていきます。特に子供にとっては動物とのつきあいを通して誕生、成長、死という生命現象を目のあたりにすることができ、貴重な情操教育の1つとなりますが、世の中には動物が好きな人ばかりでなく、飼っている人にはかわいいペットであっても、他人から見れば騒がしいものであったり、あるいは恐ろしいと思う場合もあります。それだけに気をつけねばなりません。特に犬を飼う場合には、放し飼いにしてはいけません。運動をさせる時には必ず綱をつけて付き添うなどの他人に迷惑をかけないようにしましょう。毎年50万匹以上の犬が保健所などに引き取られていますが、これらのほとんどは、鳴き声がうるさい、大きくなったら乱暴になった、などの理由により飼い主から手放された犬達です。犬を手放す理由には引越しをしたため飼う場所がなくなったなどのやむを得ない事情によるところもありますが、一度飼ったら最後まで飼い主の責任を全うしなければなりません。保健所などで犬や猫の引き取りを行なうのは、捨て犬が野犬となって人に危害を加える恐れがあるためで、その防止を図ってのことで、犬の引き取りが本来の目的というわけではありません。引き取ってもらえるとからといって安易な気持ちで手放すのは止めましょう。そのためにも初めて飼うときから他人に迷惑はかけない、決して手放さないと決心することが大切です。動物とつき合うことで私達は人間同士では得られない多くのことを学ぶことができます。ペットとは長い付き合いをしたいものです。

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