猫の健康管理

猫も人間と同じで環境が変わると、新しい環境に対して本能的に身を守ろうとして、不安や緊張から体調を崩すことがあります。そんな場合に一番多いのが消化不良で、下痢をしやすくなります。食べ物はタンパク質を多く与えるように心掛け、冷たい牛乳や米飯などは避けましょう。ほとんどの子猫は親から離れ不安がっているので、湯たんぽなどを置いて親のそばにいるような安心感と、体を温める場所を作ってあげましょう。猫の排便は、子猫でも1日2、3回。成猫では1、2回になります。排尿は、子猫が5、6回。成猫では2、3回になります。子猫は寄生虫に侵されやすいので、1カ月に一回位は駆除する必要があります。成猫に多い寄生虫はサナダ虫で、便と一緒に瓜の種のようなものが出ていたら専門家に相談しましょう。猫にはノミも付きやすく、ノミは寄生虫の中間宿主でもあるので、ノミのいそうな部屋の隅などは丹念に掃除機をかけ、ゴミはすぐに捨てましょう。猫の体を毎日ノミ取り櫛ですき取るとノミと同時に落ち毛もとれ、毛につやが出ます。それでもノミのいる場合にはノミ取り首輪を付けますが、使用は短期間であると同時に注意が必要です。
猫の伝染病には猫インフルエンザがあり、涙が出て、咳きやクシャミをし、食欲がなくなります。
猫テンパーは汎白血球減少症、または猫伝染性腸炎とも言われ、嘔吐と下痢が主症状で脱水状態となり死亡します。予防には効果的なワクチンがあり、最初2回、その後1年に1回すれば安心です。
トキソプラスマ病は鼠から感染し、人間にも感染するので鼠を食べるのは注意が必要です。

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