猫の餌・しつけ
猫は元来肉食なので、猫の餌には動物性タンパク質と脂肪が欠かせません。現在では缶詰や乾燥タイプ、半なまタイプなどの数々のキャットフードが出回っているので、肉や魚などと上手に取り合わせて与えましょう。1種類の食品だけを与えずに、なるべくいろいろな種類のものを与えたほうが良いでしょう。食べ慣れた食品を好む傾向があるので、子猫のときにいろいろな食物を与えて、学習させることが必要とされます。昔のような鰹節をかけた御飯だけでは栄養面からいって不十分といえます。しかし近年では猫の世界においてもグルメ全盛期となり、人間同様、肥満や糖尿病といった現代病の猫も多くなり、いくら喜ぶからといっても餌を与え過ぎないことも大切です。小振りの缶詰を選ぶことも大切です。猫は炭水化物や野菜を必要とはしていませんが、猫の習性のひとつとして庭などの雑草を食べることがあります。これは飲み込んだ自分の毛球を吐き出すためなので、室内で飼う場合には鉢植えのネコ草を用意しましょう。餌の回数は、子猫のうちは1日3、4回くらいで成猫となったら2回くらいが標準です。水はいつでもきれいなものを飲めるようにしておきましょう。排尿排便のしつけは猫の場合は難しくありません。元来、決まった場所で用を足す習性があるので、乾いた砂を用意して決まった場所を作ります。適当な大きさの箱に砂を入れ、排泄物をそのつど取り出して捨てましょう。ネコ砂が市販されているので、それを利用すれば簡単です。また猫はよく爪をとぐので、戸や柱が標的となるので市販の爪とぎ板を利用すると便利です。成長した猫は犬と違って、孤独を楽しむかのように飼い主を無視することもありますが、それが猫の魅力といえます。家族の一員として、愛情と責任を持って最後まで世話をしましょう。
copyrght(c).ペットと暮らし.all rights reserved