不妊手術

犬は1年で、猫は6、7カ月から妊娠し、子供を産むようになります。それが犬の場合は年2回、猫では年2、3回もあるので飼い主は大変です。その時期になると雌猫は大声で鳴き喚き、雄猫は部屋のあちこちにオシッコをかけマーキングして歩きます。また、雄同士が喧嘩をして酷い怪我をするとか、それを止めに入った人間がかみ付かれたということもあります。雄は雌を求めてさまよい歩き、迷子になったり、交通事故にあったりします。また犬の場合には野良犬と間違えられて捕獲されるなど、飼い主にとっては厄介なことが重なります。始めからもらい手があったり、飼っている親の子を残したいなどの計画があれば別ですが、そうでない場合には近年の住宅事情を考えたら不妊手術をした方が無難です。不妊手術をしたからといって、急に性格が変わったり、病気がちになるという心配はまずありません。例えば盲導犬などは、雄も雌も全部不妊手術を受けていますが、その性質にも能力についても何ら遜色がないということでも証明できます。不妊手術の時期は、猫の場合では体重が2kgくらいになったらそろそろ良いでしょう。特に雄はマーキングをしだして慌てて不妊を考える人も多いのですが、この癖は不妊をしたからといってすぐに止むものではなく、直すのに時間がかかるので、事前に不妊手術をした方が良いでしょう。犬の場合はあまり小さなうちにするのではなく、雄も雌も、共に6カ月から10カ月くらいになった頃が適当です。特に雄の場合には、交尾経験のないうちに不妊手術をした方が犬のためにも良いでしょう。

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