犬のしつけ

日本人は犬の飼い方が下手だというのが通説となっているようです。欧米人の方が犬の飼い方が上手というのは、古くから猟犬として犬を厳しく扱ってきた歴史があるわけですが、いずれにしても犬を飼うならば必ずしつけをしてから飼うということが、愛犬家の義務です。しつけの第一歩は便のしつけです。これを教え込むには、食事をさせた直後に場所を移動してさせてやるのが一番です。家の中であれば食事させた食器のあるところから、食事が終わったらすぐに別の場所に用意した新聞紙などの上に移してやりましょう。すぐにはうまくいきませんが、根気よく何度も繰り返し反復し、体に覚え込ませたいものです。便のしつけができたら、次ぎは食事のマナーです。食事は必ず決まった時刻に与え、欲しがるからといって、むやみに与えてはいけません。子供のしつけと同じだといえます。そして、おすわり、まて、の習慣を身につけさせましょう。ヨーロッパでは、主人がレストランで食事をしていても、犬は黙って足下にうずくまっています。これは食事のマナーが厳格に教え込まれているからです。犬のしつけの第一歩が、おすわりとまてになるわけです。これも、できるまで根気よく教え込まなければなりません。おすわりとまてができるようになれば、あとは急速に上達します。何事もそうなのですが、根気よく教え込むしか方法はありません。しつけのポイントは、命令するときは厳格に。命令した動作は必ず実行させる。できるだけ一度の命令で動作させる。犬をからかったりしない。1日1回は必ず楽しく遊んであげる。などを心掛けましょう。

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