犬の事故防止
犬ほど従順な動物はいないと言われますが、飼い方ひとつで恐ろしい野獣となってしまう危険性もはらんでいるので十分な注意が必要です。事故原因のほとんどは、飼い主のしつけや訓練が不足だったり、犬の生理に対する無理解から起きています。エサさえ与えればよいという安易な飼い方が一番危険です。犬も人間と同じように欲求不満やストレスが溜ります。その一番の原因は運動不足です。その結果としてストレスのはけ口求めて凶暴になり、人に危害を加えることとなります。犬が1日にどれだけの運動量が必要かというと、一般的には体重をそのまま距離に置き換え、5kgの犬ならば5kmの散歩が必要とされます。当然一日中鎖に繋がれていても、延べ運動量は2kmくらいにはなります。しかし、5kgの犬の場合には1日当り3kmの運動不足が生じ、それだけストレスがたまっていくのです。それは犬の獣性を呼び覚ますこととなりたいへん危険です。少なくとも体重を距離に置き換えただけでも、毎日運動させることが必要とされます。そうすることによって、ストレスは見事に解消されることとなります。犬には十分なエサと適度な運動を与え、厳しくしつけて飼うことが必要なのです。
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